殺人現場のできるまで
エイミアス・クレイル殺人事件 現場報告






日付:2002/1/20
案件:台本
報告:今年初めての練習。


9月公演の台本「殺人現場へもう一度」が配られる。

クリスティの台本は、誰でも(学生演劇や市民劇団でも)上演しやすいように、
俳優の行動が事細かにかかれていて、その通りに動くだけで、
その人物が何を感じ、何を考えているのか、が観客にわかるようになっている。
つまり、ここで立つとか、後ろを向くとか、
だれかの近くに行くとか、だれかから遠ざかるとか。
これが我々には邪魔! 
ということで、前は全部塗りつぶして、と言っていたんだけど、
最初から知らない方がいいだろうということで、全部打ち直した。
このおかげで正月は吹っ飛んだよ〜。
でもわたしのお庭番兼執事バンターが手伝ってくれたおかげで、無事、本日出来上がった。

だがしかし、昨日、一時間早く来て製本を手伝って、と声をかけたのはもっといたはず、
なのになぜこれだけしかいないの?どうして?来いよ!
というわけで、練習時間に30分食い込んでしまった。
見学に来た4人の男性にもお手伝いいただく羽目に、ごめんね。
一緒に配られたのが、 提案された状況を書き入れるためのシート。
書かないやつもいるんだけどね。
で、久しぶりの「第1回目の本読み」です。
緊張しまくって、読めなくなっているたっくん。
やだ、やだと言いながら楽しそうなさこちゃん。
ただ見学に来ただけのはずなのに読まされてしまった見学者のみなさん。
楽しかったですね。
1時間半で10ページ。
最初としてはいいペースかな。


提案された状況>>
作者が台本の中に書いている事実。
たとえば年齢、身体的特徴、社会的状況、時間、場所など。




日付:2002/1/27
案件:本読み
報告:新団員入団


久しぶりに、ストレッチ・発声。
新団員のナワちゃん(昨日までは「ハーレー」さんと呼ばれていた。
ハーレーで通ってくるんだよ!かっこいいんだよ、ハーレーが!)の身体が柔らかいのに驚く。
また、魅力的な男優さんが増えました。
今度の公演をお楽しみに!
デビューしますから。
ということで、「第1回目の本読み」の続き。
今日は第1幕の第2場まで終了。
座付き宣伝部員の健さんが本読みをしたがったので、やらせてみる。
大受けでした。
とにかくゆっくり読むことが基本、急がないこと、感じること、受け入れること、そして「間」を楽しむこと。
せりふとせりふの間にとても長い「間」を作ってみる。
そこには、ぎこちなさ、緊張感、笑い、色々なものが生まれる。
これが、全体の雰囲気を作り上げていってくれる。
奥が別の公演のために今日を最後に2ヶ月間の休みに入る。
多田が今回の公演はお休みということで、ちょっと寂しいかな。
いいもん、ナワちゃんに浮気してやるぅ〜。


ナワちゃん>>
本名、縄倉賢一郎。艶のあるいい声。
本人からの原稿があがり次第、メンバー紹介に載せるつもり。



日付:2002/2/17
案件:本読み
報告:お久しぶり!


本当に久しぶりにいのやん登場。
それよりちょっと久しぶりにミツ。
新団員の徳さんも登場。
ちょっと太めだけど、魅力的な男優さん。
今度の公演をお楽しみに!
デビューしますから、って、上と同じじゃん!
ということで、「第1回目の本読み」の続き。
今日は第1幕の第3場からで第一幕は終わらせる予定だったんだけど……終わらない。
来週はわたし、本番でいません。
(劇団ひまわりのシアタースクールでの公演「安楽兵舎」作:ジェームス三木)
どうにかしてね、栄! 
久しぶりのいのやん、本読みが進むにつれて、稽古場の雰囲気が変わってきた。
緩やかに緊張感が高まってきて、物音一つしなくなってくる。
奥との間にエネルギーの場ができてくる。
隣にいたミツの表情も変わってきた。
そして、最後に、感情のエネルギーが溢れてきた。
終わったとたんに空気がゆるむ。いい感じでした。


徳さん>>
本名、徳田春良。
本人からの原稿があがり次第、メンバー紹介に載せます。




日付:2002/3/24
案件:キャスティング
報告:難産でしたが、決定しました!


本日、キャスティング決定!
4時から投票が始まって、終わったのは6時40分でした。
なかなか決まらなくて……
問題は、票がばらけたこと。
でも、どうにか決定。
まあ、終わってみれば、いい感じかな。
面白いと思います。




日付:2002/4/14
案件:再びキャスティング
報告:パニック!


アメリカから帰ってきたら、大変なメールが入っていた。
いのやん、9月公演に出られない!どうすんのよ〜。
で、とても忙しいので、と言っていた多田に緊急コール、ヘルプ・ミー。
でも、そうなると、全部代えなきゃ。と言うわけで、
稽古時間の2/3を費やして、変更しました。




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